カルシウムきっ抗薬による毛細血管拡張症の２例

• 福島 聡

  熊本市立熊本市民病院皮膚科

• 木下 美佳

  熊本市立熊本市民病院皮膚科

• 肥後 順子

  熊本市立熊本市民病院皮膚科

• 木藤 正人

  熊本市立熊本市民病院皮膚科

• 宮脇 由美子

  宮脇クリニック

• 小野 友道

  熊本大学医学部皮膚科教室

書誌事項

タイトル別名

• Two Cases of Calcium Antagonist Induced Telangiectasia.

抄録

症例1:74歳,女性。1ヵ月前より露光部に丘疹状,点状紅斑様の毛細血管拡張が多発してきた。症例2:57歳,男性。5年前より露光部および背部に斑状,分枝状の毛細血管拡張が多発。両者とも内服中のカルシウム拮抗薬(Ca拮抗薬)によるものと考え中止したところ皮疹は消失した。Ca拮抗薬による毛細血管拡張症は露光部に生じ,原因薬剤の中止で消退することが多い。我々が調べ得た限りでは本邦での報告はまだないが,潜在的な本疾患の患者はかなり多いと思われた。

収録刊行物

• 西日本皮膚科

  西日本皮膚科 64 (6), 688-692, 2002

  日本皮膚科学会西部支部

キーワード

• Dermatology

詳細情報

• CRID: 1390282679275902848
• NII論文ID: 130004474846
• DOI: 10.2336/nishinihonhifu.64.688
• ISSN: 18804047
• ISSN: 03869784
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可