書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases of Cheilitis Granulomatosa
- 症例 肉芽腫性口唇炎の2例
- ショウレイ ニクゲシュセイ コウシンエン ノ 2レイ
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抄録
症例1:38歳の男性。初診の半年前う歯の治療を受け,その頃下口唇の腫脹が出現した。病理学的に類上皮細胞肉芽腫を認め,肉芽腫性口唇炎と診断した。貼付試験ではウルシオールが陽性であった。塩酸フェキソフェナジンを投与し,10ヵ月後に略治した。症例2:31歳の男性。初診の2ヵ月前に上口唇の腫脹が出現し,歯槽膿漏の治療を受けたが症状が持続した。病理学的に類上皮細胞肉芽腫を認め,肉芽腫性口唇炎と診断した。歯には多数の金属冠が装着されており,上の前歯6本は人工歯であった。貼付試験ではニッケルとパラフェニレンジアミンが陽性であった。塩酸オロパタジンとプレドニゾロン5mg/日を投与し,1ヵ月後に症状は軽快した。歯科金属は除去できなかった。肉芽腫性口唇炎はMelkersson-Rosenthal症候群の不全型であるという考えがある。過去の報告例から両疾患を比較してみると,肉芽腫性口唇炎の方が歯科疾患や金属アレルギーなど病因または悪化因子を指摘できることが多く,また治療に対する反応も良好な例が多い傾向がみられた。
収録刊行物
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- 西日本皮膚科
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西日本皮膚科 71 (2), 137-140, 2009
日本皮膚科学会西部支部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679276268800
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- NII論文ID
- 10026320554
- 130004475292
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- NII書誌ID
- AN00183881
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- ISSN
- 18804047
- 03869784
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- NDL書誌ID
- 10289257
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可