書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between the Cranial Morphology and Temporal Muscle in Insectivora, Suncus murinus
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抄録
食虫目スンクスの頭蓋形態と側頭筋の関係についての詳細は明らかにされていない。スンクスの頭蓋標本, 顎関節の組織切片, さらに剖出した顎関節関節面と側頭筋を観察して, 頭蓋形態と側頭筋の関連性を考察した。側頭筋の起始部の頭蓋冠と停止部の筋突起の形態は, 側頭筋の顕著な発達に対応していた。側頭筋は上部, 中部, 下部の3つの筋束で構成されていた。上部と下部筋束は, 上下から中部筋束にオーバーラップしていて, それらの大部分の筋線維は中部筋束の厚い筋膜に停止していた。そして, 中部筋腹は頭蓋冠から起始して水平の状態で外前方に向かい筋突起に停止していた。そこで, 側頭筋の主な作用は下顎骨筋突起を水平の状態で内後方に引くことであると思われた。このような側頭筋の作用は, 筋突起内面から関節突起を経て顎関節にいたる一連の骨形態に影響を与えていることが示唆された。顎関節の上方と下方の関節の関節する方向, 関節面の大きさ, さらに関節円板の有無から, 顎関節では側頭筋と咬合によって生じる後下内方の作用を下方の関節が支点となって受け, 上方の関節の下顎頭が前後することによる下顎の上下運動に対応していると思われた。
収録刊行物
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- Journal of Oral Biosciences
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Journal of Oral Biosciences 46 (1), 59-66, 2004
歯科基礎医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680189334784
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- NII論文ID
- 130004475579
- 110003166634
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- ISSN
- 18803865
- 13490079
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可