CPPU処理方法の違いがブドウ‘シャインマスカット’の果実品質に及ぼす影響

• 持田 圭介

  島根県農業技術センター

• 牧 慎也

  新居浜工業高等専門学校

• 大西 彩貴

  新居浜工業高等専門学校

• 内田 吉紀

  島根県農業技術センター

• 倉橋 孝夫

  島根県農業技術センター

書誌事項

タイトル別名

• Effects of CPPU Treatment Methods on the Fruit Quality of ‘Shine Muscat’ Grape
• CPPU ショリ ホウホウ ノ チガイ ガ ブドウ'シャインマスカット'ノ カジツ ヒンシツ ニ オヨボス エイキョウ
• Effects of CPPU Treatment Methods on the Fruit Quality of ^|^lsquo;Shine Muscat^|^rsquo; Grape

抄録

ブドウ‘シャインマスカット’における，CPPUの処理時期および濃度の違いが果実品質に及ぼす影響を検討した．2 ppmの開花前CPPU処理や，満開期のGA₃ 25 ppm + CPPU 10 ppm花穂浸漬処理は，房しまりを有意に高め，カスリ症の発生を抑制する傾向が認められた．果実の官能評価から，2 ppmの開花前CPPU処理と満開期GA₃ 25 ppm + CPPU 10 ppm花房浸漬処理の併用により，果肉は軟らかく，果皮は硬くなり食感の評価を低下させた．また，2 ppmの開花前CPPU処理と満開10～15日後のGA₃ 25 ppm + CPPU 10 ppm果房浸漬処理の併用により，果皮は明らかに硬く評価された．2 ppmの開花前CPPU処理により，表皮および亜表皮細胞層が有意に厚くなった．ブドウ‘シャインマスカット’の商品性向上には，島根県における慣行の植調剤処理（満開期のGA₃ 25 ppmとCPPU 3 ppmの混合溶液，満開10～15日後のGA₃ 25 ppm溶液の各果房浸漬処理）に対し，満開期のGA₃ 25 ppmに混用するCPPUの濃度を3 ppmから5 ppmに高め，さらに2 ppmの開花前CPPU処理を追加する方法が有効であると考えられた．<br>

収録刊行物

• 園芸学研究

  園芸学研究 12 (2), 155-163, 2013

  一般社団法人　園芸学会

キーワード

• 房しまり
• 官能評価
• カスリ症
• 植物生育調節剤

詳細情報

• CRID: 1390001205208915840
• NII論文ID: 130004476142
• NII書誌ID: AA11608561
• DOI: 10.2503/hrj.12.155
• COI: 1:CAS:528:DC%2BC3sXhtlWqtL%2FE
• ISSN: 18803571
• ISSN: 13472658
• NDL書誌ID: 024709840
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010851295
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024709840
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/hrj/12/2/12_155/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可