結合性細胞増殖因子の創成と応用

  • 北嶋 隆
    (独)理化学研究所基幹研究所伊藤ナノ医工学研究室
  • 多田 誠一
    (独)理化学研究所基幹研究所伊藤ナノ医工学研究室
  • 伊藤 嘉浩
    (独)理化学研究所基幹研究所伊藤ナノ医工学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Creation of Binding Growth Factors and Their Applications

抄録

増殖因子は通常は溶解状態で細胞に作用すると考えられてきたが,この 20 年余りでその認識は変わり,固体へ結合したままの状態でも細胞を刺激することがわかり,その詳細な機構も明らかになってきた.本報では,最新の作用機構について考察するとともに,生体や基材への結合性を付与した新しい増殖因子,たとえばフィブロネクチンのコラーゲン結合性領域付与上皮細胞成長因子(EGF)や肝細胞増殖因子,フィブリン結合性領域付与 EGF,そして基材結合性増殖因子などの創成とその応用について,筆者らの研究を中心に解説する.<br>

収録刊行物

  • 高分子論文集

    高分子論文集 69 (1), 1-10, 2012

    公益社団法人 高分子学会

参考文献 (34)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681501014400
  • NII論文ID
    130004489360
  • DOI
    10.1295/koron.69.1
  • ISSN
    18815685
    03862186
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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