アルガトロバンを使用し下肢動脈バイパス術を施行した ヘパリン起因性血小板減少症の1例
書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Heparin-induced Thrombocytopenia Managed by Bypass Surgery, Using Argatroban for Treating Critical Limb Ischemia
この論文をさがす
抄録
要 旨:ヘパリンは心臓血管外科領域において頻用される薬剤であり,その重篤な合併症であるヘパリン起因性血小板減少症(heparin induced thrombocytopenia; HIT)の診断と管理は重要である.われわれはHITを合併した下肢動脈閉塞症例に対しアルガトロバンを使用し,distal bypassを施行した1例を経験した.症例は83歳男性.左下肢動脈閉塞の診断で血栓除去術を施行したが,術後繰り返す左下肢動脈閉塞,血小板減少よりHITの診断に至った.アルガトロバンを中心とした周術期管理,術中管理により,外腸骨-後脛骨動脈バイパス術を施行し良好に経過することができた.
収録刊行物
-
- 日本血管外科学会雑誌
-
日本血管外科学会雑誌 22 (3), 683-687, 2013
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679390432640
-
- NII論文ID
- 130004490496
-
- ISSN
- 1881767X
- 09186778
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可