書誌事項
- タイトル別名
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- Burkitt's lymphoma occuring as a primary lymphomatous effusion
- 症例 Primary lymphomatous effusionで発症したBurkittリンパ腫
- ショウレイ Primary lymphomatous effusion デ ハッショウ シタ Burkitt リンパ シュ
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抄録
39歳の男性が腹満感を主訴に来院した。腹部には大量の腹水を認め,その腹水中に多数のリンパ系細胞をみた。細胞は塗抹標本でFAB-L3, クロット標本でsmall noncleaved cellリンパ腫の形態を示し,表面形質はCD10, CD19, CD20, CD38, CD45, HLA-DR, IgMが陽性で,細胞内にはIgMとc-mycが染出された。遺伝子解析では,サザンブロットでIgHとc-myc遺伝子にクローナルな再構成を認め,これらの結果からBurkittリンパ腫と診断した。一方,身体所見,全身CT, Gaシンチなどでほかに腫瘤病変を見出さず,いわゆるprimary lymphomatous effusionと考えられた。MTX, CPM, VCR, ADM, VP16, DEXを含む強力な化学療法で速やかに寛解が得られ,その後,寛解強化維持の目的で自家PBSCTを追加した。治療終了後1年の現在,再発なく経過している。
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 41 (4), 329-333, 2000
一般社団法人 日本血液学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205031006720
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- NII論文ID
- 130004500608
- 10008037516
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- NII書誌ID
- AN00252940
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BD3czovVSgsw%3D%3D
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- ISSN
- 18820824
- 04851439
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- NDL書誌ID
- 6295512
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- PubMed
- 10846464
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可