ジストニアの病態と治療

• 目崎 高広

  榊原白鳳病院神経内科

書誌事項

タイトル別名

• Clinical characteristics and treatment of dystonia
• ジストニア ノ ビョウタイ ト チリョウ

抄録

ジストニアは，中枢性の持続的な筋緊張を特徴とする運動異常症の一症候群である．その臨床特徴として，定型性，動作特異性，感覚トリック，オーバーフロー現象，早朝効果，フリップフロップ現象，共収縮，陰性ジストニア（仮称）などがあり，これらを参考に診断する．通常，局所性ジストニアの治療はボツリヌス毒素の筋肉内注射が第一選択である．一次性ジストニアで，より広範な身体部位を侵すばあいには，定位脳手術を考慮する．二次性ジストニアにおける定位脳手術の成績は一般に劣るが，遅発性ジストニアでは効果が高い．内服治療は，有効率が通常低く，一方，副作用の頻度は高いため，特殊な病型以外では補助療法としての位置づけに留まる．<br>

収録刊行物

• 臨床神経学

  臨床神経学 51 (7), 465-470, 2011

  日本神経学会

キーワード

• ジストニア
• 陰性ジストニア
• 腰曲がり
• 診断
• 治療

詳細情報

• CRID: 1390282680013421696
• NII論文ID: 10031164031
• NII書誌ID: AN00253207
• DOI: 10.5692/clinicalneurol.51.465
• COI: 1:STN:280:DC%2BC3Mjks1aqsw%3D%3D
• ISSN: 18820654
• ISSN: 0009918X
• NDL書誌ID: 11179725
• PubMed: 21823504
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I11179725
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2011309722
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可