関節リウマチとサルコイドーシスに重症筋無力症が合併した1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of myasthenia gravis following sarcoidosis and rheumatoid arthritis
  • 症例報告 関節リウマチとサルコイドーシスに重症筋無力症が合併した1例
  • ショウレイ ホウコク カンセツ リウマチ ト サルコイドーシス ニ ジュウショウキン ムリョクショウ ガ ガッペイ シタ 1レイ

この論文をさがす

抄録

症例は72歳女性である.65歳時に関節リウマチと診断された.67歳時に腹部や鼠径部のリンパ節腫大が出現し,リンパ節生検によりサルコイドーシスと診断された.69歳時より関節リウマチに対してエタネルセプトの投与が開始された.72歳時に両側眼瞼下垂が出現し受診.神経学的に左側優位に眼瞼下垂をみとめ,夕方に増強をみとめた.テンシロン試験は陽性で抗アセチルコリンレセプター抗体も陽性であったことから,重症筋無力症と診断した.関節リウマチとサルコイドーシスに重症筋無力症が合併した症例は検索しえた範囲でなく,貴重な症例と考えられた.重症筋無力症の発症にエタネルセプトが関与した可能性がある.

収録刊行物

参考文献 (10)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ