書誌事項
- タイトル別名
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- A case of Lyme neuroborreliosis coexistent with T-cell lymphoma
- 症例報告 T細胞型悪性リンパ腫を併発した神経ボレリア症の1例
- ショウレイ ホウコク Tサイボウガタ アクセイ リンパシュ オ ヘイハツ シタ シンケイ ボレリアショウ ノ 1レイ
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抄録
症例は80歳男性である.両側性末梢性顔面神経麻痺,四肢筋力低下,四肢末梢・会陰部の感覚障害,尿閉,便秘,四肢腱反射消失をみとめた.バゾプレシン分泌過剰症(syndrome of inappropriate antidiuretic hormone secretion; SIADH),脳脊髄液細胞増多・蛋白上昇をみとめ,セフトリアキソンおよびステロイドパルス治療にて神経症状はすみやかに改善した.脳脊髄液CXCL-13上昇,血清抗ボレリアIgM抗体陽性より神経ボレリア症と診断した.経過中,SIADHの再燃と全身状態の悪化をみとめ,骨髄検査でT細胞型悪性リンパ腫が判明した.近年,ボレリア感染とリンパ腫の関連が報告されており,本例においてもボレリア感染がリンパ腫の発症機序に関連した可能性が考えられた.
収録刊行物
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- 臨床神経学
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臨床神経学 54 (2), 146-150, 2014
日本神経学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680012780800
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- NII論文ID
- 130004505562
- 40019969430
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- NII書誌ID
- AN00253207
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC2cvpsFKgsQ%3D%3D
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- ISSN
- 18820654
- 0009918X
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- NDL書誌ID
- 025193614
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- PubMed
- 24583590
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可