2週間持続する脱力発作を呈したナトリウムチャネル異常症の1家系

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タイトル別名
  • Normokalemic periodic paralysis lasting for two weeks: a severe form of sodium channelopathy with M1592V mutation
  • 症例報告 2週間持続する脱力発作を呈したナトリウムチャネル異常症の1家系
  • ショウレイ ホウコク 2シュウカン ジゾク スル ダツリョク ホッサ オ テイシタ ナトリウムチャネル イジョウショウ ノ 1 カケイ

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抄録

症例は73歳の男性である.2歳頃から2週間持続する下肢脱力発作をくりかえしていたが,CK高値のため入院した.下肢近位筋の筋力低下・眼瞼ミオトニーをみとめた.針筋電図でミオトニー放電をみとめ,prolonged exercise test陽性であった.発端者で,筋特異的電位依存性ナトリウムチャネルαサブユニット遺伝子(SCN4A)のヘテロ接合変異(M1592V)をみとめた.家系解析で本変異と脱力発作との間に共分離を確認し,ナトリウムチャネル異常症と診断した.一般的にSCN4A点変異による麻痺発作の持続時間は数分から1時間と短いが,本家系では1週間以上つづく長い発作を有していた点が特徴的であった.

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