Ｄｕｋｅｓ　Ｃ結腸・直腸Ｓ状部癌のリンパ節転移率と予後からみた新しいリンパ節転移程度分類の試み

• 横溝 肇

  東京女子医科大学東医療センター外科

• 吉松 和彦

  東京女子医科大学東医療センター外科

• 大谷 泰介

  東京女子医科大学東医療センター外科

• 大澤 岳史

  東京女子医科大学東医療センター外科

• 中山 真緒

  東京女子医科大学東医療センター外科

• 矢野 有紀

  東京女子医科大学東医療センター外科

• 松本 敦夫

  東京女子医科大学東医療センター外科

• 藤本 崇司

  東京女子医科大学東医療センター外科

• 梅原 有弘

  東京女子医科大学東医療センター外科

• 小川 健治

  東京女子医科大学東医療センター外科

書誌事項

タイトル別名

• New Classification of Lymph Node Metastasis Grading in Dukes C Colon and Rectosigmoid Cancer Based on Metastatic Rate and Prognosis

抄録

リンパ節転移率がリンパ節転移程度分類の指標となり得るか検討した．当科で根治度Ａ手術を行ったDukes C初発結腸・直腸Ｓ状部癌149例を対象とし，リンパ節転移率と予後の関連につき検討した．リンパ節転移率を各10％，15％，20％，25％，30％で区分して予後をみると，転移率20％で区分した場合に予後に最も大きな差を認めた．転移率20％未満/以上とpN1/pN2 or pN3との組み合わせで４群に細分類すると，転移率20％未満・pN1は他に比べて予後が良好であった．大腸癌取扱い規約分類もしくはリンパ節転移率をリンパ節転移程度分類として多変量解析を行うと，どちらを用いてもリンパ節転移程度は独立した予後因子であった．現行の大腸癌取扱い規約分類にリンパ節転移率を加味することで，リンパ節転移陽性例の予後良好群や不良群の抽出が期待できる．

収録刊行物

• 日本外科系連合学会誌

  日本外科系連合学会誌 36 (1), 1-5, 2011

  日本外科系連合学会

キーワード

• 大腸癌
• 予後因子
• リンパ節転移率

詳細情報

• CRID: 1390001204346379520
• NII論文ID: 130004514975
• NII論文ID: 10029365305
• NII書誌ID: AN00002502
• DOI: 10.4030/jjcs.36.1
• ISSN: 18829112
• ISSN: 03857883
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2012046627
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可