書誌事項
- タイトル別名
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- TWO CASES OF PRIMARY ADENOID CYSTIC CARCINOMA OF THE BREAST
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抄録
過去に経験した乳腺原発の腺様嚢胞癌の2例を報告する. 症例1は59歳, 女性で左乳腺腫瘤と乳房痛を主訴として他院を受診. 生検で確診されたのち当院を受診. 乳房部分切除ならびに腋窩リンパ節郭清を行った. 術後8年現在再発なく健存である. 症例2は39歳, 女性で左乳腺腫瘤を主訴に受診した. 細胞診で確診がつかず生検を施行し腺様嚢胞癌と診断されたため左乳房部分切除術を施行した. 腋窩リンパ節の郭清は行わなかった. 術後2年現在再発なく健存である. 2例とも細胞診で確定診断が得られず生検を必要とした. 乳腺原発腺様嚢胞癌は比較的稀な疾患であるとされている. 近年報告例も増えているがまとまった報告は少なくその特徴を明らかにするまでには至っていない. 今回本邦報告52例を集計し文献的考察を行った.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 68 (2), 291-296, 2007
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679823454720
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- NII論文ID
- 130004516469
- 50006454155
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可