後腹膜ganglioneuromaの1切除例

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  • A RESECTED CASE OF RETROPERITONEAL GANGLIONEUROMA

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抄録

症例は61歳,男性.2008年6月検診で胸部異常陰影を指摘され,9月手術目的に当科入院となった.腹部CT上,腫瘍は腹部大動脈をまたぐ,ダンベル状のhypovascularな腫瘍であり,周囲への明らかな浸潤は認めなかった.MRIではT1W1でlow signal,T2W1でhigh signalを示す腫瘍であった.以上より後腹膜腫瘍の診断で腫瘍摘出術を施行.病理診断にて,schwann細胞様の紡錘形細胞の束状増生を認め,散在性に神経節細胞が存在していた.免疫染色ではS-100(+),α-SMA(-),CD34(-),c-kit(-),cdk(-),MDM2(-),MIB-1 index1%未満であり,ganglioneuromaの診断とした.

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参考文献 (7)*注記

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