二次性高血圧症と診断された5 例の脳卒中患者の検討

  • 茂木 正樹
    愛媛大学大学院医学系研究科分子心血管生物・薬理学 片木脳神経外科脳神経外科
  • 山下 史朗
    愛媛大学大学院医学系研究科分子心血管生物・薬理学
  • 藤澤 睦夫
    片木脳神経外科脳神経外科
  • 大蔵 隆文
    愛媛大学大学院医学系研究科病態情報内科学(第二内科)
  • 檜垣 實男
    愛媛大学大学院医学系研究科病態情報内科学(第二内科)
  • 堀内 正嗣
    愛媛大学大学院医学系研究科分子心血管生物・薬理学
  • 片木 良典
    片木脳神経外科脳神経外科

書誌事項

タイトル別名
  • Stroke patients diagnosed as secondary hypertension: five case reports

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抄録

要旨:慢性期の高血圧症のコントロールは脳卒中治療の中心であるが,脳卒中発症患者の中には二次性高血圧症の合併患者が多く,二次性高血圧症のスクリーニングによる適切な血圧コントロールは,脳卒中患者の再発予防に大変重要であると考えられる.しかし,個々の二次性高血圧症を合併した脳卒中発症患者の報告例は多いが,脳卒中発症患者において何種類かの二次性高血圧症を合併した症例をまとめて検討した報告は意外に少ない.今回我々は,脳卒中患者において発症後の検査で二次性高血圧症と診断され,適切な治療により血圧コントロールが良好となった二次性高血圧症例合併脳梗塞の5 症例を報告し,二次性高血圧症を外来でのスクリーニングで疑うポイントについて考察する.

収録刊行物

  • 脳卒中

    脳卒中 35 (5), 350-357, 2013

    一般社団法人 日本脳卒中学会

参考文献 (16)*注記

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