上咽頭悪性腫瘍の臨床統計

• 芦澤 圭

  筑波大学附属病院耳鼻咽喉科

• 吉村 知倫

  筑波大学附属病院耳鼻咽喉科

• 大原 浩達

  筑波大学附属病院耳鼻咽喉科

• 中山 雅博

  筑波大学附属病院耳鼻咽喉科

• 廣瀬 由紀

  筑波大学附属病院耳鼻咽喉科

• 中馬越 真理子

  筑波大学附属病院耳鼻咽喉科

• 西村 文吾

  筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科

• 星野 朝文

  筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科

• 田中 秀峰

  筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科

• 上前泊 功

  筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科

• 辻 茂希

  つじ耳鼻咽喉科クリニック

• 田渕 経司

  筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科

• 大久保 英樹

  筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科

• 和田 哲郎

  筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科

• 原 晃

  筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科

書誌事項

タイトル別名

• A CLINICAL STUDY OF NASOPHARYNGEAL CARCINOMA

抄録

2001年1月から2010年12月の10年間に筑波大学附属病院で治療した上咽頭癌35例について検討した。32例がWHOによる3分類にあてはまり, その他の3例は腺様嚢胞癌2例, 小細胞癌1例であった。27例 (77%) が, TNM分類 (UICC第7版, 2009年) 上Stage IIIあるいはIVの進行癌に該当した。上咽頭癌に対する基本方針は, 放射線治療と化学療法 (白金製剤と5-FU^®) の同時併用とし, この治療法で制御不可能な頸部リンパ節転移症例2例については, 治療の最後に頸部郭清を施行した。腫瘍消失後の再発は3例に認められ, 化学療法・手術・追加照射のうち可能なものを選択し再入院のうえ救済治療を行った。全体の疾患特異的5年生存率は68.2%であった。

収録刊行物

• 耳鼻咽喉科展望

  耳鼻咽喉科展望 56 (Supplement1), s80-s85, 2013

  耳鼻咽喉科展望会

キーワード

• 上咽頭癌
• 化学療法
• 放射線治療
• 5年生存率

詳細情報

• CRID: 1390282679929133696
• NII論文ID: 130004546532
• DOI: 10.11453/orltokyo.56.s80
• ISSN: 18836429
• ISSN: 03869687
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2013217647
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可