当科における鼓室硬化症の術後聴力成績
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- タイトル別名
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- Hearing results after surgery for tympanosclerosis in our hospital
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抄録
鼓室硬化症とは鼓室内の炎症性病変の後遺症として線維性組織の中に石灰沈着や骨新生が出現し難聴を来す疾患である。この疾患の臨床経過に対してはいまだ一定の見解を得られていない。今回は、当科において経験した鼓室硬化症の手術成績と術後聴力に影響を及ぼすと思われるさまざまな因子(選択術式・再建材料・アブミ骨固着の有無・stiffness curve の有無)について検討を行った。術後 6 カ月の手術成功率は 55.6%であった。術式別成功率は鼓室形成術 I 型と III c 型が 50.0%、III i 型が 66.7%、IV c 型が 0 %、アブミ骨手術が 60.0%であった。再建材料別成功率はキヌタ骨が 66.7%、皮質骨とTORP (total ossicular replacement prosthesis) が 50.0%、ツチ骨頭が 44.4%であった。全体の 35.5%にアブミ骨固着を認め、その内 30.0%が手術成功例であった。アブミ骨固着症例の成功例には全例アブミ骨手術が行われており、アブミ骨手術の重要性が示唆された。また、全体の 74.2%に stiffness curve を認めたが、その内手術成功率は 50.0%であった。stiffness curve を認めない症例の手術成功率は 28.6%であった。
収録刊行物
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- 耳鼻と臨床
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耳鼻と臨床 59 (1), 17-24, 2013-01-20
耳鼻と臨床会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679549858816
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- NII論文ID
- 130004555594
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- ISSN
- 21851034
- 04477227
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可