源頭部斜面崩壊危険箇所評価支援を目的とした誘因影響広域逆推定・分析アルゴリズムの一提案

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • AN ALGORITHM FOR INVERSE ESTIMATION OF UNOBSERVED TRIGGER FACTOR FOR LIQUEFIED SLOPE FAILURE HAZARD MAPPING

抄録

本研究は,局所的集中豪雨を誘因として発生する源頭部斜面崩壊の広域危険箇所評価を目的として,誘因逆推定モデルにおける分析アルゴリズムを提案したものである.画素単位での誘因観測が困難なことを指摘した上で,これを潜在変量(未観測変量)とみなし,各種地理情報を説明変量(観測変量:素因)とするパス図(共分散構造分析法)をもとに誘因逆推定を試みた.「源頭部(現状型),斜面中腹部(規範型),崩壊土砂堆積域(規範型)」といった3種類の教師データを定義し,教師データ別・誘因逆推定図とそれらの感度分析図を作成した.この感度分析図と解釈表を用いれば「源頭部,斜面中腹部,崩壊土砂堆積域」といった土地性状の違いに伴う誘因影響の違いが明確となり,源頭部斜面崩壊に関わる誘因影響分析支援策の一つとして寄与できることを示した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680333321344
  • NII論文ID
    130004560001
  • DOI
    10.2208/jscejcei.69.i_34
  • ISSN
    21856591
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ