副交通胆管枝の2手術例

• 小池 大助

  国保旭中央病院外科

• 田中 信孝

  国保旭中央病院外科

• 櫻岡 佑樹

  国保旭中央病院外科

• 永井 元樹

  国保旭中央病院外科

• 河口 義邦

  国保旭中央病院外科

• 野村 幸博

  国保旭中央病院外科

書誌事項

タイトル別名

• Surgery for Communicating Accessory Bile Duct: Two Case Reports and a Review of the Literature

抄録

胆道にはさまざまな走行異常が認められている．しかし，副交通胆管枝は非常にまれである．症例1は膵頭部癌の58歳女性で，術前に胆道の走行異常は指摘できなかった．術中に右肝管と胆囊管をつなぐ胆管を認め，術中造影で副交通胆管枝と診断した．症例2は胆囊結石症の36歳女性で，術前のMRCPで副交通胆管枝と診断可能であった．環状構造を温存した胆囊摘出術を施行した．既報の36例をまとめ，type A，cystic duct type，type B，bile duct type，type C，duplication typeと分類した．それぞれ14例，20例，2例となる．胆囊摘出術の場合，type B，Cでは環状構造を温存し，type Aでは環状構造の一部を切除するのが望ましい．膵頭十二指腸切除術の場合，type A，Bで1本または2本の胆道再建が選択可能である．

収録刊行物

• 日本消化器外科学会雑誌

  日本消化器外科学会雑誌 47 (3), 188-195, 2014

  一般社団法人 日本消化器外科学会

キーワード

• 副交通胆管枝
• 膵頭十二指腸切除術
• 胆囊摘出術

詳細情報

• CRID: 1390001204919017728
• NII論文ID: 130004561003
• DOI: 10.5833/jjgs.2013.0115
• ISSN: 13489372
• ISSN: 03869768
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjgs/47/3/47_2013.0115/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2014271852
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可