2010心肺蘇生法ガイドライン:低体温療法

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  • Guidelines for Cardiopulmonary Resuscitation 2010 : Controlled Hypothermia

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抄録

ILCORが作成するCoSTRを基に作成された,我が国のJRC蘇生ガイドライン2010,AHAガイドライン2010,ERCガイドライン2010ともに,mild hypothermiaは脳虚血に対し神経を防御し,心肺蘇生後患者の予後を改善するものとして推奨している。冷却が心停止後患者に有効な理由,低体温の生理学的影響と合併症,低体温の禁忌,どのような心停止後患者を冷却すべきか,冷却方法,いつ冷却すべきか,低体温と他の治療法との併用療法,心停止後患者の予後推定,予後推定における低体温療法のインパクト,今後の課題について概説した。また我々が施行している体温を35~36℃台にコントロールするnormothermia療法の成績と,新たな試み多施設共同研究「咽頭冷却法」の成果の一部を紹介した。

収録刊行物

  • 蘇生

    蘇生 31 (2), 70-78, 2012

    日本蘇生学会

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