二者状況と三者状況における体験から見た対人恐怖的心性
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- 永山 智之
- 京都大学大学院教育学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Anthropophobic Tendencies through Subjective Experiences in Dyads and Triads
- Using PAC (Personal Attitude Construct) Analysis
抄録
本研究では,PAC分析と円を用いた描画法を用い,対人恐怖的心性・ふれ合い恐怖的心性との関連から二者状況と三者状況における体験や困難の生じるダイナミクスを検討し,そこでの関係の持ち方から特徴的な対象関係を探った。その結果,両心性とも低い群の事例では,その場その場の状況に応じて個々の他者との関係を築く柔軟性が窺えた。一方,両心性とも高い群・ふれ合い恐怖的特徴を持つ群の事例では,それぞれ三者,二者で困難な状態となっていたことが窺え,共に人数構造と関係の持ち方の齟齬が特有の否定的体験につながっていたことが推察された。そして,前者には二人称の他者の求める役割,後者には場における役割に同一化することで自己愛を満たす防衛的対象関係が見出せた。
収録刊行物
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- 箱庭療法学研究
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箱庭療法学研究 26 (3), 65-80, 2014
日本箱庭療法学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204471836032
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- NII論文ID
- 130004562224
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- ISSN
- 2186117X
- 09163662
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可