イヌβ3アドレナリン受容体遺伝子のC749T多型と体重変動

DOI
  • 宮部 真裕
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学科臨床部門
  • 小野澤 栄里
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学科臨床部門
  • 百田 豊
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学科臨床部門
  • 呰上 大吾
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学科臨床部門
  • 左向 敏紀
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学科臨床部門
  • 石岡 克己
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学科臨床部門

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Abstract

β3アドレナリン受容体(ADRB3)はアドレナリン受容体のサブタイプの1種で、主に脂肪細胞に発現している。ヒトではADRB3遺伝子の一塩基多型(SNP)によって64番目のアミノ酸がTrpからArgに置換すると安静時代謝量が200 kcal低下し、肥満のリスクが高まることが知られている。我々はこれまでの研究でイヌADRB3遺伝子のExon領域に12個のSNPを発見したが、その中でC749Tは250番目のSerがPheに置換する非同義置換であり、BCS4/5以上の個体群において遺伝子頻度がより高いことを確認している。今回の研究では、このSNPの表現型への影響を調べることを目的とし、イヌADRB3遺伝子のC749T保有個体群と野生型個体群を同一環境下で飼育して、1日あたりのエネルギー摂取量を固定した際に体重の変動に差が見られるかについて検討した。

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