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- 松浦 健治郎
- 三重大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of Urban Morphology on Festival Space decorated on Urban Space
- in the case of the Takayama Festival in spring and autumn
- 春と秋の高山祭りを事例として
抄録
本稿では、巡行型祝祭の代表例として日本三大曳山祭の一つである岐阜県高山市の秋の高山祭りを対象として、都市空間と祝祭空間との関係性を都市形態学的に明らかにすることを目的とする。明らかとなったのは、第1に、都市空間の変化に応答するように祝祭空間も柔軟に変化してきたこと、第2に、高山祭の特徴のひとつとして、建築の内部空間と街路空間とを簾や垂れ幕により明確に分離することにより、ハレの空間(街路空間)とケの空間(建築の内部空間)を演出していること、第3に、祝祭空間を都市空間と祭行事の内容により類型化することにより、特徴的な都市空間に合わせて効果的に祝祭空間を演出していることを理解できること、第4に、都市空間整備の一部は祝祭時の利用も考慮して行われていたこと、である。
収録刊行物
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- 都市計画論文集
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都市計画論文集 47 (3), 583-588, 2012
公益社団法人 日本都市計画学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390282679189697792
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- NII論文ID
- 130004567337
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- ISSN
- 21850593
- 09160647
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可