先天性軟口蓋側方痩の1例

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タイトル別名
  • The bilateral congenital fistulas of soft palate: Report of a case

抄録

8才男児で両側性に先天性軟口蓋側方痩を認めた1例を報告した.側方痩は翼突下顎縫線の内側で口蓋正中より約15mm離れた軟口蓋上に対称性に存在し, 口径は約3mm, 長さは右14mm, 左13mmで, 走行はほぼ口蓋舌弓に平行で扁桃窩に向かっていた.また鼻腔との交通は認められなかった.<BR>本症例の様な軟口蓋部の形成異常については19世紀より諸家によりいくつかの報告がなされ, 胎生期における第2咽頭嚢の発育異常によるものとされているが, その発現機序に関して詳細は不明である.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680428920064
  • NII論文ID
    130004586597
  • DOI
    10.11224/cleftpalate1976.7.2_189
  • ISSN
    03865185
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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