カガミガイ殻中の微小領域元素分布による環境プロキシの抽出
書誌事項
- タイトル別名
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- Minor element distribution in Phacosoma japonicum shell for paleoclimate study
抄録
多くの干潟に生息する二枚貝類は,その貝殻内部に2セットの微細成長縞を朔望日(24時間50分)毎に形成するため,日レベルの高い時間分解能で生態・環境情報を抽出できる可能性を持っている.しかしながら,これまで二枚貝類を用いた研究では,種によってその結果が異なり,未だに元素組成比の環境プロキシとしての有効性についての一般的なコンセンサスが得られていない.そこで本研究では,マルスダレガイ科の1種カガミガイ(Phacosoma japonicum)を対象として,二枚貝類中の微量元素組成に関して古環境解析指標としての有用性を検討した.東京湾西部横浜市野島海岸より採集した個体を用いて,貝殻断面に見られる微細成長縞観察および超微小領域での化学組成分析(NanoSIMSと EPMA)を行ない,さらに生息場での水温や塩濃度などの海洋環境データと一対一の対応から,日レベルでの古水温や古塩濃度等の環境因子の抽出を試みた.
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 54 (0), 38-38, 2007
一般社団法人日本地球化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205731123072
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- NII論文ID
- 130004593123
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可