チベット高原南部域の湖沼堆積物に基づく19,000年前以降の南西モンスーン変動の解析
書誌事項
- タイトル別名
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- The Southwest monsoon changes on the southern Tibetan Plateau after 19.0 cal ka BP inferred from multi-proxy analysis of lake sediments
抄録
チベット高原南部域における最終氷期最寒冷期以降の水循環変動を、湖沼堆積物中の各種プロキシを基に復元すること、およびその特徴を他の南西モンスーン域の古気候記録と比較することによって引き出すことを目的とした。ヒマラヤ山脈南端近くの湖の堆積物を対象に、花粉、水草、TOC、δ13CTOC、粒子サイズ、および炭酸塩態カルシウムの分析を行った結果、以下の事が示唆された。1) 1,170年周期の水循環変動を伴いながら、退氷現象が18,500年前には既に起こり、16,500年前以降更に活発化した。2) 15,000年前、南西モンスーンが弱まっていたにもかかわらず、湿潤化が突発的に進行し、他の地域より数百年早く気候改善が開始した。3) ベーリング/アレレード期におくて、南西モンスーンの発達によって湿潤化が急速に進行した。4) 完新世の気候最適期は、他の南西モンスーン域の中で最も早い11,400年前から開始し、最も遅い2,500年前に終了した。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 60 (0), 12-, 2013
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390001205731681152
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- NII論文ID
- 130004593869
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可