かぐや搭載ガンマ線分光計で見る月表層の元素組成
書誌事項
- タイトル別名
-
- Elemental Composition of the Lunar Surface Observed by Kaguya Gamma-Ray Spectrometer
抄録
月周回探査機かぐやは約1年半にわたる観測を終え、2009年6月にその使命を完了した。かぐやに搭載されたガンマ線分光計(KGRS)は月面から放出されるガンマ線を測定することにより月表層物質の元素組成分布を調べることを目的とした観測装置である。月面から放出されるガンマ線の強度は月面の元素組成と密接に関係しているため、高精度のガンマ線分光を行なうことにより、月面の元素濃度を決定することができる。KGRSは月探査に初めてGe検出器を採用したことにより、これまでにない高い精度で月面元素濃度分布を調べることが可能となった。本講演ではガンマ線分光法の概略を紹介した上で、KGRSの観測、データ解析法、さらに解析結果を用いた最新の研究成果について報告する。
収録刊行物
-
- 日本鉱物科学会年会講演要旨集
-
日本鉱物科学会年会講演要旨集 2009 (0), 25-25, 2009
一般社団法人日本鉱物科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680521144832
-
- NII論文ID
- 130004601410
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可