髄液中に白血病細胞が検出された急性骨髄単球性白血病の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- Case study: Finding leukemia cells in cerebrospinal fluid in patient with acute myelomonocytic leukemia
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抄録
患者は咳嗽,発熱,頭痛,眼瞼腫脹,下肢痛,歩行失行を主訴とし当院小児科外来を受診した1歳男児.血液像検査で異常細胞が認められなかったにもかかわらず,髄液サムソン染色で大型,N/C比大,核小体明瞭,核クロマチン構造が繊細な細胞が孤立散在性に認められた.血液疾患が疑われた為,髄液検体を用いてメイグリュンワルド・ギムザ染色,ペルオキシダーゼ染色,エステラーゼ二重染色を行った.メイグリュンワルド・ギムザ染色では芽球様細胞が散見された.これらの細胞は非特異的エステラーゼ染色が陽性でフッ化ナトリウムにより阻害され,ペルオキシダーゼ染色と特異的エステラーゼ染色が陰性だった.我々はこの結果を直ちに臨床に報告し,結果的にこの患者は急性骨髄単球性白血病(FAB分類M4)と診断されるに至った.髄液検体での血液染色により,急性白血病を迅速に指摘することができた症例だった.
収録刊行物
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- 医学検査
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医学検査 63 (3), 327-330, 2014
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680720271488
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- NII論文ID
- 130004601865
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- ISSN
- 21885346
- 09158669
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可