制限三体問題におけるFTLEと不変多様体の解析

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タイトル別名
  • Invariant Manifolds and the Finite Time Lyapunov Exponent in the Planer Restricted Three-Body Problem

抄録

惑星間を航行する宇宙機の力学モデルは,平面円制限三体問題として考えることができる.2つの天体と直線上にあるラグランジュ点近傍においてリアプノフ軌 道と呼ばれる不安定な周期軌道からはチューブと呼ばれる不変多様体が伸びている.このチューブを利用することで,低エネルギーかつ安定な軌道の設計を行う事ができるが,チューブはセパトリクス構造を有するために,従来のモノドロミー行列を用いた解析には数値精度の面で不安が残る.そこで,本研究では,ベクトル場の伸縮を計る有限時間リアプノフ指数を用いてチューブを解析し,従来のアプローチを補完することで平面円制限三体問題における不変多様体の構造を明らかにする.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205591688064
  • NII論文ID
    130004605084
  • DOI
    10.11345/japannctam.62.0.256.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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