全身循環モデルを用いた頸動脈ステント留置術に関する血流シミュレーションとその可視化

DOI
  • 藤澤 慶
    東京大学 大学院 学際情報学府 大島研究室
  • Fuyou Liang
    SJTU-CU International Cooperative Research Center Department of Naval Architecture, Ocean Engineering School of Naval Architecture, Ocean and Civil Engineering Shanghai Jiao Tong University
  • 小林 匡治
    東京大学 大学院 学際情報学府 大島研究室
  • 山田 茂樹
    浜松労災病院 脳神経外科
  • 高木 周
    東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻 松本/高木研
  • 大島 まり
    東京大学 大学院 学際情報学府 大島研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Blood flow simulation of stent placement using an entire circulatory model and its visualization

抄録

血流シミュレーションは、循環器系疾患の発生のメカニズムの解明及び術後予測に対して、有用なツールとして重要視されつつある。動脈硬化症により狭窄した血管に対して行われるステント手術では、術後に過灌流症候群によって脳出血が引き起こされることがあることから、血流シミュレーションにより手術に必要な情報を術前に提供することは有用と考えられる。そこで、脳循環と外頸動脈先のネットワークを含めた全身の血管をモデル化した血流シミュレーションおよび可視化の手法を開発する。本研究では、ステント留置術における手術前と手術後に対して全身循環のシミュレーションを行い、手術による血行動態の変化及び影響を予測・検討することを目的とする。 ステント手術の後に、過灌流症候群を発症した患者の術前と術後のデータを用いて解析を行った結果、過灌流症候群の患者に見られる。中大脳動脈(MCA)での血流速度の増加が確認された。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205591786496
  • NII論文ID
    130004605142
  • DOI
    10.11345/japannctam.62.0.66.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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