超高分子量ポリエチレンの衝撃圧縮特性

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タイトル別名
  • Mechanical Properties of UHMWPE Subjected to Impact Compressive Load

抄録

人工膝関節脛骨インサートとして使用されている超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)の衝撃圧縮特性を調べた.全人工膝関節置換システム(Genesis II:Smith & Nephew, Memphis, TN, USA)のUHMWPE製脛骨インサートから,直径5.3mm,長さ5.3mmの円柱状試験片を作製した.ホプキンソン棒法衝撃圧縮試験を実施して弾性率および耐力を調べるとともに,UHMWPEの力学挙動を記述できる粘弾性モデルについても検討を行なった.さらに生体骨との力学的適合性について検討するため,人工関節の設置部位を占める海綿骨の衝撃圧縮特性と比較した.その結果,以下のことが明らかになった.1.応力_-_ひずみ関係は負荷初期では直線的であったが1.5%ひずみ付近で傾きが減少する傾向が見られた.2.UHMWPEの力学モデルとして3要素標準線形固体モデルが適用可能であった.3.UHMWPEの衝撃圧縮弾性率および粘弾性特性値はウシ大腿骨海綿骨のそれより低かった.

収録刊行物

  • 理論応用力学講演会 講演論文集

    理論応用力学講演会 講演論文集 tam51 (0), 75-75, 2001

    日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680569026944
  • NII論文ID
    130004605325
  • DOI
    10.11345/japannctam.tam51.0.75.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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