頭蓋骨縫合早期癒合症の手術方法と長期治療成績

• 西本 博

  埼玉県立小児医療センター脳神経外科

• 栗原 淳

  埼玉県立小児医療センター脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Surgical Methods and Long-term Surgical Results in Craniosynostosis

抄録

 近年頭蓋骨縫合早期癒合症の標準的手術方法に頭蓋骨骨延長術が加わり, その治療成績が向上してきている. 今回は現在の頭蓋骨縫合早期癒合症に対する基本的手術方法とその適応について, 特に骨延長術を中心に解説するとともに, 自験例における長期治療成績について検討した. その検討結果では, 頭蓋骨骨延長術の導入により, 特に症候群性頭蓋骨縫合早期癒合症に対するfrontoorbital advancementの治療成績の改善が認められた. さらに今後の頭蓋骨縫合早期癒合症に対する治療上の検討課題についても言及した.

収録刊行物

• Japanese Journal of Neurosurgery

  Japanese Journal of Neurosurgery 23 (5), 401-408, 2014

  日本脳神経外科コングレス

キーワード

• craniosynostosis
• craniofacial syndrome
• craniofacial surgery
• distraction osteogenesis
• surgical result

詳細情報

• CRID: 1390282679384036608
• NII論文ID: 130004610373
• DOI: 10.7887/jcns.23.401
• ISSN: 21873100
• ISSN: 0917950X
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可