排水成分からバイオ燃料前駆体を生産するBotryococcus brauniiに対する高分子凝集剤及び鉄の凝集効果

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タイトル別名
  • Aggregating effect of iron and polymeric flocculant braunii that produces biofuel precursors with component of waste water

抄録

緑藻Botryococus brauniiは、排水中からリンや窒素などの栄養塩を取り込み、バイオ燃料前駆体となる油分を合成、貯蓄するため、排水を利用したバイオ燃料の生産が期待される。B. brauniiから油分を取り出す工程には、培養、藻体回収、油分抽出のステップが必要となる。本研究では、B. brauniiの藻体回収ステップにおいて無機及びアニオン性、ノニオン性、カチオン性の各種高分子凝集剤を使用し、藻体の回収効率を検討することで、B. brauniiから得られる油分回収量の向上を目指した。その結果、無機凝集剤として塩化第二鉄の適用により細胞回収率が向上した。また塩化第二鉄とノニオン性あるいはカチオン性高分子凝集剤の併用及びpH調整により沈降物の粗大化に成功し、効率的な油分回収を可能とする知見を得たため、これらの凝集メカニズムに対する考察と共に報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205589207296
  • NII論文ID
    130004631570
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.22.0.147.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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