八王子市南町の山車巡行にみる都市祭礼の現状と課題

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タイトル別名
  • An Investigative Research on Festival in Traditional City : a Case of Float Tour in Minami-cho, Hachioji-shi, Tokyo

抄録

本研究は、都市の祭礼文化の継承をデザインによってサポートする試みの一環として、八王子市南町の山車巡行を調査対象に現状と課題を把握したものである。南町は、深刻な町会員の少子高齢化によって、祭礼組織に町外者を受け入れる対策を講じており、都市の祭礼の継承問題を検討するに適当な調査対象と考えられる。調査の結果、次のとおり考察した。今後、短期的には應神睦の会員数を維持していくことが求められる。しかし、今後ますます睦役員の高齢化が進むこと、次代を担う若手の町会員が限られていることを踏まえれば、これまで以上に「個人的な友人関係」による巡行協力者を獲得していく取り組みが重要となるだろう。また、町内を含め近隣の若年層に山車文化の大切さ、巡行の楽しさを伝える教育的活動にも取り組むべきと考える。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205610921728
  • NII論文ID
    130004637916
  • DOI
    10.11247/jssd.57.0.g03.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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