認知特性に配慮した聴覚障害者のためのe-learning教材のデザイン(1)
書誌事項
- タイトル別名
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- Designing e-learning material for hard-of-hearing students considering their cognitive characteristics (1)
抄録
本論文では、インターネット上で公開されるインタラクティブな学習教材を、様々な知覚特性に対応できるようなデザインにするために視線計測実験を行った結果を報告する。 音声情報の入手が困難であるがイメージ情報の処理に優れたユーザーである聴覚障害学生を対象に、タイムラインオーサリングソフトウェアの使い方手順を学修させる動的教材を試験的に開発した。この教材は、はじめに教材の動きと吹き出し式の注釈がを見て、内容と手順を理解してから、実際にワークスペースを使って同じように実習してみるという使い方を想定している。学習者は理解できるまで、自由にコンテンツをプレイしたり停めたり巻き戻すことができる。 我々は、聴覚障害学生20人、健聴学生20人を対象に、この教材の実際の使われ方を視線計測によって確認する実験を実施した。その結果、吹き出し式注釈を聴覚障害学生は、デザインする側が計画していたほど利用していないことが分かった。
収録刊行物
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- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
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日本デザイン学会研究発表大会概要集 58 (0), 9-9, 2011
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205610504960
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- NII論文ID
- 130004638225
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可