スピン分極ドナーを組み込んだ分子ワイヤーの合成

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タイトル別名
  • Preparation of Molecular Wire Composed of Spin-Polarized Donor and Thiophenes

抄録

磁場応答性等を持つ分子ワイヤーを実現するため、スピン分極ドナーをオリゴチオフェンに組み込んだ9量体分子ワイヤーの合成に成功したので報告する。また、ラジカルの高密度化を目指した化合物の合成についても報告する。 基本骨格は、スピン分極ドナーを組み込んだ中心ユニットとチオフェン環からなるワイヤー部を別々に合成し、Stille法によってカップリングさせ合成した。金電極にとりつけるためのアンカー部としてジスルフィド基を導入した。前駆体アルデヒドからニトロニルニトロキシドへの変換は標準的な方法で行うことができた。ESR測定ではニトロニルニトロキシド由来の五重線が確認された (g = 2.0066, aN = 0.76 mT)。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205554891776
  • NII論文ID
    130004645288
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.2008.0.177.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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