BDT-TTP と TTF から成る新しい二量化ドナーの合成と性質

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タイトル別名
  • Syntheses and properties of the new dimerization donor consisted of BDT-TTP and TTF

抄録

BDT-TTPのダイマーは、結晶構造を形成する際に平面構造のみならず様々な形をとるため、分子内相互作用による新しい電子構造を持つ物質の発見が期待される。当研究室では、これまでに TTF と BDT-TTP をアルキルジチオ鎖で架橋した非対称ダイマーの酸化還元挙動ならびに電子状態について検討を行ってきた。TTF 骨格と TTP 骨格それぞれの架橋側に置換基がついたダイマーは、立体障害が大きく結晶化が困難であった。そこで、立体障害を小さくするために TTF 骨格と TTP 骨格それぞれの架橋側を水素に置換にすることで、結晶性の向上を目指した1a-c、またTTFとTTPの相互作用が強すぎると良くないことが知られているのでアルキル鎖を長くした 2a-cの合成と性質について報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680532894592
  • NII論文ID
    130004645318
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.2008.0.203.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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