アロステリック効果を利用した核形成-伸長プロセスを示す超分子ポリマーの構築

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タイトル別名
  • Cooperative Supramolecular Polymerization with Nucleation-Elongation Process based on Allosteric Function

抄録

アクチンフィラメントなどの細胞骨格繊維はタンパクの自己集合によって形成されており、初期の会合に比べ伸長段階の会合定数が増幅する“核形成‐伸長プロセス”という機構により形成される。本研究では人工分子でこの機構を再現すべく超分子ポリマーの形成段階にアロステリック会合様式を組み込んだ「協同的超分子ポリマーの構築」を検討した。ヘキサアミド型モノマーはPhBr溶液中100℃においても会合状態が保たれる強い会合能をもつことが明らかとなり、その希釈実験においては”核形成-伸長プロセス”を示す協同的な会合曲線を示すことがわかった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680531740928
  • NII論文ID
    130004645623
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.2011.0.13.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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