トリプチシル基の構造特性を活用したアリールセラニル基の平面構造維持

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タイトル別名
  • Planar structures of arylselanyl groups maintained by the triptycyl group

抄録

9-(アリールセラニル)トリプチセン [9-(p-YC6H4Se)Tpc (1: Y = H, NMe2, OMe, Cl, and NO2, Tpc = 9-Triptycyl)]の構造は、ペリ位の水素とアリール基との立体障害のため、Se-CTpc結合がアリール基と同一平面上に位置する、平面型 (pl)構造と期待できる。よって今回、種々の置換基を有する 1の構造を、X線結晶構造解析により決定した。その結果、クリスタルパッキングの効果を考慮しても、セレン周りの構造は置換基の影響をほとんど受けておらず、pl構造であった。これらの結果より、トリプチセン系は、強固にpl構造に固定することが示された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205555760128
  • NII論文ID
    130004646201
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.37.0.209.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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