77Se化学シフトに基づくアリールセラニル基の平面型構造解析における9-トリプチシル基の優位性

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • High-performance of 9-triptycyl group in the analysis of planar structures for arylselanyl groups based on delta(Se)

抄録

9-(アリールセラニル)アントラセンは、1、8位の水素とアリール基の立体障害のため、平面型 (pl)構造をとると期待できる。よって、これまでpl構造を有するセレニドの77Se NMRの基準化合物として適用してきた。今回、アントラセン系より、pl構造に固定されると期待できる、トリプチセン骨格を導入した9-(アリールセラニル)トリプチセン (1)を、新たな基準化合物として合成した。温度可変 77Se NMRにより、トリプチセン系はアントラセン系より、pl構造をとるセレニドの基準として優れていることが確認できた。よって、177Se NMR化学シフトを用いて、種々のセレニドの溶液中の構造を検討した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680532616192
  • NII論文ID
    130004646272
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.37.0.38.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ