IκBL mapped within the HLA region is a novel regulator of alternative splicing involved in the pathogenesis of immune-related diseases

  • Jianbo An
    Department of Molecular Pathogenesis, Medical Research Institute, Tokyo Medical and Dental University (TMDU)
  • Kimura Akinori
    Department of Molecular Pathogenesis, Medical Research Institute, Tokyo Medical and Dental University (TMDU)

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抄録

HLA 領域には免疫にかかわる多数の遺伝子が存在するが,抗原提示において重要な役割を果たすHLA クラスI およびクラスII 遺伝子群以外の遺伝子も免疫制御に関わると考えられる。なかでも,HLA クラスIII 領域内にマップされるIKBL(NFKBIL1)遺伝子は,その多型自己免疫疾患や慢性炎症疾患などの疾患感受性と関連することが知られている遺伝子であるが,その機能は不明であった。最近我々は,IKBL がコードするIκBL タンパクがヒト免疫関連遺伝子やインフルエンザウイルス遺伝子の選択的スプライシングを制御することを明らかにしたが,この知見はHLA 領域による免疫と感染の制御する機構として新たな視点をもたらすものである。本総説では,IKBL 研究に関する最近の動向を紹介する。

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参考文献 (27)*注記

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