キナゾロン系顔料の耐久性

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タイトル別名
  • Durability of Some Quinazolone Pigments
  • キナゾロンケイ ガンリョウ ノ タイキュウセイ

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抄録

キナクリドン (1), ピリド [1′, 2′ : 1, 2] ピリミド [4, 5-b] アクリジン-7, 15-ジオン (2), およびピリド [2, 1-b] ピリド [1′, 2′ : 1, 2] ピリミド [4, 5-g] キナゾリン-7, 15-ジオン (3) の顔料としての耐久性と吸収スペクトルを比較した。 (1), (2), (3) の順にキナゾロン環が増えるにしたがって, 耐候性, 耐熱性, および耐酸性が低下した。これはキナゾロン環が酸化環元作用を受けやすく, 逆にアクリドン環が分子間水素結合によって安定化しているためで, 分子の耐久性に加成性が成り立つことを明らかにした。また, (2) および (3) をマイクロカプセル化することによる。耐酸性と耐候性の改善についても検討した。

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