甲状腺眼症
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- 井上 吐州
- オリンピア眼科病院
書誌事項
- タイトル別名
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- Thyroid Eye Disease
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抄録
甲状腺眼症は自己免疫疾患で,原因としてバセドウ病が最も多いが,甲状腺機能正常,低下症でもみられる.抗甲状腺自己抗体として,TRAb,TSAbが知られており,TSAbの方が眼症の重症度,活動性に相関がみられる.眼症の治療においては眼窩内炎症に対する消炎治療とともに,甲状腺治療としてTRAbの正常化,つまり免疫学的寛解が望まれる.甲状腺治療によりTRAbが低下しにくい症例では,眼症は悪化しやすい.活動性の判定には,MRIによる画像診断が重要である.眼症が全身症状に先行しバセドウ病発症後に進行した症例,アイソトープ治療後に眼症が発症した症例,甲状腺摘出後に眼症が再燃した症例を提示する.新たな治療法も検証されているが,いまだ甲状腺眼症の治療はステロイドを用いた消炎治療,免疫抑制療法が主体である.
収録刊行物
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- 神経眼科
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神経眼科 31 (1), 13-21, 2014
日本神経眼科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680719817600
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- NII論文ID
- 130004672126
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- ISSN
- 21882002
- 02897024
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可