Fanconi症候群・骨軟化症のためAdefovirを中止し,軽快後に少量投与を再開しHBV-DNAをコントロール中のB型慢性肝炎の1例

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  • A case of chronic hepatitis B managed with continued adefovir despite treatment-related Fanconi syndrome and osteomalacia

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抄録

症例は64歳女性.B型慢性肝炎に対しLamivudineとAdefovir(ADV)を投与中に血清クレアチニン(Cre)は最高値で1.01 mg/dlと軽度上昇であったが骨痛が出現し,Fanconi症候群・骨軟化症と診断した.Entecavir(ETV)の開始,ADVの中止により軽快した後に,ETV耐性変異のためADVの少量での投与を再開し,HBV-DNAや尿細管機能を慎重に観察しコントロールを得られている.

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