左心房原発未分化多形性肉腫の1例

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Left Atrial Undifferentiated Pleomorphic Sarcoma

この論文をさがす

抄録

症例は24歳女性,呼吸困難,起座呼吸を主訴に前医を受診し,心臓エコー検査にて左房内腫瘤を認めたため当院を紹介されて受診した.左房内を占拠する腫瘤による心不全と診断し,緊急左房内腫瘤切除,自己心膜を用いた左房・心房中隔再建を行った.病理検査にて未分化多形性肉腫と診断された.原発性心臓悪性腫瘍は予後不良であるが,手術による完全切除と放射線・化学療法により再発兆候なく術後1年を経過した1例を経験したので報告する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ