限局型劣性栄養障害性表皮水疱症の1例

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  • [A case of recessive dystrophic epidermolysis bullosa (localized type)].

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抄録

限局型劣性栄養障害性表皮水疱症の1例を報告した.症例は16歳男子,昭和59年10月初診.家系内に同症を認めない.生後3日目より水疱が出現し,以後主として四肢に機械的刺激により容易に水疱の形成をみ瘢痕を残し治癒することをくり返していた.10歳頃よりかかる症状は軽快し,現在では水疱の新生はまれとなり,両前腕伸側及び両下腿前面に瘢痕治癒局面を認めるのみである.全指趾の爪甲は脱落,手指は水かき状に癒着している.以上の症例は本邦第1例目に相当する.

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