ラテックス免疫比濁法によるCK-MB蛋白量測定試薬の基礎的検討

DOI
  • 中川 正巳
    医療法人豊田会刈谷豊田総合病院高浜分院医療技術科検査
  • 杉浦 直子
    医療法人豊田会刈谷豊田総合病院高浜分院医療技術科検査
  • 安田 誠
    医療法人豊田会刈谷豊田総合病院高浜分院医療技術科検査

書誌事項

タイトル別名
  • Fundamental study of CK-MB protein reagent by latex turbidimetric immunoassay

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抄録

ラテックス免疫比濁法によるCK-MB蛋白測定試薬の基礎的検討を行った.同時再現性,日差再現性,直線性,共存物質の影響などの基本性能において良好な結果が得られた.化学発光免疫測定法およびCK-MB活性を測定する酵素法(免疫阻害法)との相関はほぼ良好であった.本試薬はミトコンドリアCK,およびマクロCKの影響がなく,CK-BBの影響も少ない.しかしながら,異好性抗体の影響に注意が必要である.本試薬は,汎用自動分析装置で短時間に測定可能である.日常的な臨床検査に用いることのできる有用性のある試薬と考えられる.

収録刊行物

  • 医学検査

    医学検査 63 (4), 464-470, 2014

    一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

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