緩和ケアチームスタッフの自己貢献度と, Support Team Assessment Schedule日本語版 (STAS-J) での介入前後における症状変化との関連

書誌事項

タイトル別名
  • The Relation between Self-Contribution Degree of Members of Palliative Care Team and Improvement in the Symptom Items Listed in STAS-J
  • 緩和ケアチームスタッフの自己貢献度と,Support Team Assessment Schedule日本語版(STAS-J)での介入前後における症状変化との関連 : 前向き観察研究
  • カンワ ケアチームスタッフ ノ ジコ コウケンド ト,Support Team Assessment Schedule ニホンゴバン(STAS-J)デ ノ カイニュウ ゼンゴ ニ オケル ショウジョウ ヘンカ ト ノ カンレン : マエムキ カンサツ ケンキュウ
  • 前向き観察研究

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抄録

〔目的〕緩和ケアチームスタッフの自己貢献度と患者への効果を明らかにする。 〔対象と方法〕介入した患者への自己貢献度とSTAS-J症状版の介入前後の改善度を前向きに検討した。 〔結果〕自己貢献度では医師・看護師・臨床心理士・薬剤師は概ね高いが栄養士はやや低く, 年齢・性別・原発部位別・介入期間に関連がみられた。STAS-Jでは疼痛・嘔気嘔吐・食欲不振・不眠は改善, せん妄・抑うつは増悪した。自己貢献度とSTAS-J改善度では, 薬剤師は7項目に関連がみられたが他の職種は1項目のみであった。 〔考察〕自己貢献度には差があり, 介入しても必ずしも自己貢献度は高くなかった。個人の要素も大きいとは思われるが, 薬剤師は客観的な立場での評価や薬剤提案が可能であることが, 関連項目数の多い一因と考えられる。 〔結語〕各職種・個人の特性に基づいた活動を今後行なうことが望ましい。

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被引用文献 (1)*注記

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