環境ストレス負荷によるホタテガイ <i>Mizuhopecten yessoensis</i> の活力低下と閉殻筋 ATP およびアルギニンリン酸含量の関係

DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献3件
  • 武田 忠明
    (地独)北海道立総合研究機構水産研究本部中央水産試験場 北海道大学大学院水産科学院
  • 櫻井 泉
    東海大学生物学部海洋生物科学科
  • 前川 公彦
    北海道サロマ湖養殖漁業協同組合
  • 埜澤 尚範
    北海道大学大学院水産科学研究院

書誌事項

タイトル別名
  • Vitality loss and concentrations of ATP and arginine phosphate in the adductor muscle of Japanese scallops <i>Mizuhopecten yessoensis</i> reared under various environmental stresses
  • 環境ストレス負荷によるホタテガイMizuhopecten yessoensisの活力低下と閉殻筋ATPおよびアルギニンリン酸含量の関係
  • カンキョウ ストレス フカ ニ ヨル ホタテガイ Mizuhopecten yessoensis ノ カツリョク テイカ ト ヘイカクキン ATP オヨビ アルギニンリンサン ガンリョウ ノ カンケイ
  • Vitality loss and concentrations of ATP and arginine phosphate in the adductor muscle of Japanese scallops Mizuhopecten yessoensis reared under various environmental stresses

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抄録

サロマ湖等で度々発生するホタテガイの大量へい死は，生息環境の変動ストレスが一因とされるが，十分に解明されていない。そこで貝の活力とエネルギー成分の関係を明らかにするため，貝に各種ストレスを負荷し，活力と閉殻筋 ATP およびアルギニンリン酸量を測定した。その結果，高水温と低塩分飼育では活力低下および ATP 量減少に先行してアルギニンリン酸量の有意な減少が認められた。無酸素および振動流下でも活力低下に伴いアルギニンリン酸量が有意に減少し，アルギニンリン酸量が貝へい死の有用な予測指標であることが分かった。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 80 (5), 753-760, 2014

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (3)*注記

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