肩石灰性腱炎に対する乱刺法の有効性の検討
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- 合六 孝広
- 札幌里塚病院整形外科
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抄録
どのような肩石灰性腱炎が,乱刺法により石灰が縮小するかを検討した.乱刺法を行い石灰が消失するまで,または3ヶ月以上経過観察可能であった29肩を対象とした.石灰が消失,縮小したA群は22肩,透視下乱刺法を7肩,エコー下乱刺法を15肩に行った.石灰が縮小しなかったB群は7肩,透視下乱刺法を1肩,エコー下乱刺法を6肩に行った.両群間において,性別,年齢,罹病期間,穿刺前のVAS,自動挙上角度,石灰の大きさ,エコー像について比較した.罹病期間はA群で短かった.VASは,A群で高かった.自動挙上角度はA群で小さかった.性別,年齢,石灰の大きさ,エコー像は有意差がなかった.ただし後方音響陰影を伴わない石灰は,A群に多い傾向は見られた.罹病期間の短い,または痛みが強く自動挙上が制限される症例では,乱刺法が有効であった.石灰の大きさとは関係なく吸収される可能性があるので,一度は試みてもいい手技である.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 38 (2), 641-644, 2014
日本肩関節学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390282679735225600
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- NII論文ID
- 130004695654
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可